『茄子 アンダルシアの夏』が日本のアニメーションとしては初めて、世界最大の映画祭「カンヌ国際映画祭」監督週間に選出され、現地時間 5/18(日)14:30からカンヌのNOGA HILTON(ノガ ヒルトン)にて、上映されました。自転車レースの本場だけに、800席を要するノガ ヒルトンが立ち見になるほどの大盛況ぶり。世界各国のバイヤーや家族連れから高齢者、また地元カンヌの自転車のクラブ会員なども会場に訪れ、活況を呈していました。
高坂監督の舞台あいさつに先立ち、監督週間の芸術監督であり、主催者でもある、フランソワ・ダ・シルヴァは「このように、すばらしい作品をカンヌ映画祭しかも監督週間で皆さんにお届けできることをうれしく思います。日本のアニメーションの新しい力をここ監督週間でご紹介できることはわれわれにとっての誇りです。」と、語りました。

上映終了後、拍手が鳴り響く中、高坂監督に再度スポットが当たると、高坂監督は立ち上がって深く一礼。興奮した観客は監督の周りにつめかけ、サインを求めたり、感想を言いに集まり「こんなに精巧な自転車の動きは見たことがない!」「奇跡のようにあふれる色彩と輝く太陽がすばらしい!」「ツール・ド・フランス100周年にふさわしい作品」と絶賛しました。
大絶賛をうけて高坂監督は「舞台あいさつはたいへん緊張しましたが、こんなに喜んでもらえてうれしいです。」と、照れながらも作品が自転車先進国のフランスで認められたことで日本公開への手ごたえを感じていた。
<カンヌでのアニメ作品上映の歴史>
カンヌで上映されたアニメ作品は、1973年コンペティション部門出品『ファンタスティック・プラネット』にはじまり、1990年招待作品『リトル・マーメイド』、1992年招待作品『美女と野獣』、2001年コンペ部門『シュレック』、2002年招待作品『きれいな涙 スピリット』があります。 今まではディズニーかドリームワークスの大型メジャー作品が目立ったが、フランス映画『ファンタスティック・プラネット』から30年目にして、インディペンデント・アニメ映画が日本から選出という快挙となりました。